フラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖
オリゴ糖は人工で製造する事も
オリゴ糖にはさまざまな種類がありますが、もっともメジャーなオリゴ糖が「フラクトオリゴ糖」です。フラクトオリゴ糖は、タマネギやゴボウ、アスパラガスなどの野菜に含まれるオリゴ糖です。もっとも多くフラクトオリゴ糖を含むのは実はゴボウで、約3.6%がこのオリゴ糖で、その他にも、蜂 蜜やバナナにも含まれます。
実は、オリゴ糖は人工製造も可能です。人工の場合は「 ショ糖」を原料として、ショ糖を「β-フラクトフラノシダーゼ」「グルコースイソメラー ゼ」という物質によって酵素反応させます。そして転移させることで混合液を作り出し、 それを分離させるとフラクトオリゴ糖となります。
砂糖に近い甘さ
フラクトオリゴ糖は難消化性のオリゴ糖でして、ほとんど消化はされることはありません。 ビフィズス菌の栄養分となってくれますし、結果としてビフィズス菌をはじめとした腸内有用菌の活性化に役立ちます。オリゴ糖は、虫歯になりにくい甘味料としても有名です。他には、便秘の解消、高脂血症の改善、血糖値の抑制などといった効果もあり、健康にとても良い性質を持っています。
甘味はどうなのかと申しますと、砂糖に近い甘さを持っています。けれども、その甘味度は砂糖の半分程度、カロリーも砂糖のおよそ半分と低くなっています。ほのかに甘く、低カロリーの甘味料として女性にとても人気の甘味料です。フラクトオリゴ糖はオリゴ糖の代表的な種類といえます。オリゴ糖と聞いてイメージする性質がそのままありますので、オリゴ糖の代表格として人気を博しています。